本寺は真言宗智山派に属し、開山は大化2年と云われる。本尊は不動明王。本寺の秘仏の薬師如来像は弘法大師作と云われている。

オミナエシ科の多年草で日本各地の山野に自生するが近年減少している。細い茎で直立し茎の上部が分岐し5枚の花びらをもつ小花を多数つける。芭蕉の句にあるようにひょろひょろと繊細で、風に揺れる姿が女性を思わせる花であるが、当寺のオミナエシは手入れが行き届いているせいか背も高く茎も太く男郎花を凌ぐ勢いである。

月見にはススキとともに飾られる。花瓶に生けておくとかなり強い匂いを放つ。醤油の腐ったような臭いがするので漢名は「敗醤」ともいうそうである。醤油の腐ったものは嗅いだ事が無いが、かなり強い独特り臭い匂いが部屋中にたち込める。
ドクダミは魚の腐ったような臭いがするので魚腹草(ギョセイソウ)と言われる。

根を乾燥させたものは敗醤根(ハイショウコン)と呼ばれる漢方生薬になり煎じて飲まれる。解毒、利尿、排朧などの作用がある。

 ひょろひょろと なお露けしや 女郎花 (芭蕉)

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六地蔵尊

本堂全景

本堂 右側が納経所

本尊は不動明王 

「岩猿」又は「猿石」

高さ約35cm、重さ約16kg。ひざに右ひじをたて考え事をしている。頭には耳の穴、旨には肋骨まで見える自然が創った傑作。
この石は約三億年前の秩父古世層の角石に砂岩を含んだものである。

オミナエシ(女郎花)

白い花はオトコエシ(男郎花) オミナエシ科 

オミナエシ(女郎花)とオトコエシ(男郎花)とを対比で名付けたもの。秋の七草ではない。 昔、飢饉の折には葉を食用にした。太く高く立派な女郎花の横に可憐に咲いていた。

マツバギク(松葉菊)

生命力・繁殖力が非常に強いので,庭の石垣のあたりに植えて放っておくととよい。繁殖は簡単で,適当に切った枝を地面に差してやるだけ。日当たりの良いところだと越冬する。

コスモス(秋桜)

オミナエシ(女郎花)とコスモス(秋桜)

 

オミナエシ(女郎花)