本寺は、真言宗醍醐寺派に属し、昭和55年に秩父鉄道鰍ノより建立された。本尊は不動明王で、昔、都内池袋にあり池袋不動と呼ばれ、その後品川の真言宗醍醐寺派別格本山品川寺を経て本寺に祀られた。この不動明王は年に一つだけ願い事をすると叶えてくれるらしい。別名一願不動と呼ばれているそうである。

宝登山神社への表参道を進み、宝登山ロープウェイの駐車場の先にある。

撫子はナデシコ科ナデシコ属の食物の総称であり多数の品種がある。開花時期は8月〜9月。中国原産のカラナデシコが平安時代に伝わったが、これに足し在来種をヤマトナデシコと呼び区別した。

寺の境内から横の山腹にかけて約5000本の河原撫子、常夏撫子が植えられているとのことであるが、時遅く既に花は終わっていた。

昔から薬草として知られ、種は利尿作用がある。

 ようて寝む なでしこ咲ける 石の上 (芭蕉)

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納経所の左の普通の玄関の中に「山姥」がある。団体を案内していたガイドさんの声が聞こえたので解ったが普通は気付く人は少ないだろう。

痛いところをさすればご利益があるとのことで、あちこちさすってきた。

 

ナデシコ(撫子) 唯一、一輪のみ残っていた。

 

キキョウ(桔梗) 桔梗寺の多宝寺より綺麗な花がさいていた。

白マンジュシャゲ(曼珠沙華)

 

帰りの車の中でラジオを聴いていたら、山口百恵の『曼珠沙華』が流れてきた。

この曲のタイトルは「マンジュシャカ」だが、何でマンジュシャカなのか?

調べてみると、梵語でこの花の事を「マンジューサカ」と言い、『曼珠沙華』の字はこの音写とのこと。山口百恵はサンスクリット語で歌っているのであった。

 

キバナコスモス 

宝登山神社のロープウェイ乗場や有料駐車場の一帯から本寺に至までキバナコスモスが多数植えてある。

直ぐ近くの有料駐車場は宝登山神社のロープウェイを使っての動物園やライン下り利用者用で一日¥500である。

不動寺の撫子を見るだけだと高すぎるので宝登山神社の二の鳥居前の無料駐車場に止めて山道を歩いてロープウェイ乗場に出た。

(後で知ったが、料金所で不動寺だけの拝観だと言うと無料になった例もあるらしい。)

途中にあった捻じ曲がった木。
木の名前は知らないが、どうしたらこんなにも捻じ曲がるのか?これと比べると小生の臍は真っ直ぐである。