本寺は真言宗智山派に属する。創立年代は不明であるが諸資料により1570年以前であることは間違いないらしい。

葛は日本各地の山野に自生するマメ科の蔓性多年草。7〜9月ごろ、20センチ程の花穂を立て、紅紫色の花が下から咲く。
根からとれるデンプンは葛粉として利用される。根を干したものはカッコン(葛根)と言われ発汗、解熱、緩解の作用があり、漢方では、感冒などの熱性病や肩のこりを伴う疾患に用いる。

葛のトンネルが出来ていて、中を通って歩けるようになっている。下の写真は既に時期が過ぎ、片鱗のみが残るのみ。
境内には多数の草花があり写真を撮っていたら、寺関係の方が、葛が終わっていて申し訳ないと言いつつ、色んな花の名前を教えてくださった。

 葛の葉の 吹きしづまりて 葛の花 (正岡子規)

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本堂

本尊は役行者神変大菩薩

クズ(葛) 既に時期を過ぎており、ほんの僅かに残っていた。

ハギ(萩)

ハギ(萩)

ナンテンハギ(南天萩)

イヌショウマ(犬升麻)

セキヤノアキチョウジ(関屋の秋丁字)

ヤブラン(薮蘭)

キンミズヒキ(金水引)

ムラサキシキブ(紫式部)

シュウカイドウ(秋海棠) 

コスモス(秋桜)

赤そばの花 駐車場周囲に植えられている。  原産地:中国雲南省からヒマラヤ地方 品種名:高嶺ルビー