不老長寿の神 (人の安全と健康、長寿の神)

当山は、大真山円福寺と称し、応安六年(1373年)の創建である。開山は白崖寶生禅師で、江戸時代には御朱印寺として数十の末寺を統轄しいた。開基は能谷金吾直俊、本尊は脇侍文殊普賢菩薩を従えた釈迦如来をお祀りしていまる。

 当寺に併せ祀ってある寿老人像は、江戸時代の作で彫工国蔵正房の銘がある。福禄寿と同じ姿をしているが、団扇を持ち鹿を従えているところが異なる。団扇は難を払うものの象徴であり、鹿は三千年の長寿の象徴である。したがって寿老人は、人の安全と健康を守り長寿の神として古来より尊ばれている。

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二階造りの立派な山門  

本堂と手入れの行き届いた庭園

本堂の左に寿老人は祀られている

彫工国蔵正房作の寿老人像

気持ちの良い秋空に屋根の曲線が美しい

境内の曼珠沙華、桔梗、秋明菊